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もがみ祐次 こっこ通信 / Yuji Mogami City report

こっこ通信 Vol.17 2023/June

ごあいさつ

4月の市議会議員選挙におきましては、皆様のご協力により当選することができました。本当にありがとうございました。しっかりと4年間、地域の意見、要望を市政に反映させる為、活動してまいります。

そして6月6日より開会された令和5年6月定例議会も全ての議案、賛成多数で可決、終了となりました。しかしながら我々川口青嵐会は、今議案も美術館建設に係る業務委託料の一部に疑義があり熟慮の上、反対の意を示させていただきました。

そして私、もがみ祐次は改選後最初の一般質問の時間をいただくことが出来ました。今回のレポートは議案反対の理由も含め、質問内容について解説をさせていただきます。今後も「市政は市民が主人公」のスローガンの基、党利党略に左右されない無所属議員として活動して参る所存です。

令和5年川口市議会6月定例議会

1. 補正予算

一般会計補正予算:21億6,036万3千円

2. 一般議案

「川口市職員特殊勤務手当条例の一部を改正する条例」など、条例議案7件、契約議案4件、財産の交換議案1件、財産の無償貸付議案1件、財産の取得議案4件指定管理者議案4件、市道認定・廃止議案3件、人事議案3件。

市政の動き

新庁舎2期棟工事

3月19日に起工式が行われ、いよいよ2期棟の工事が着手されました。現在は液状化の対策の地盤改良が行われております。令和7年6月完成に向け取り組んでまいります。

物価高騰支援

電気料金他の物価高騰により介護・障害者・保育施設等の支援対策の実施。今後も国、県の動向を注視し適時適切な支援策を講じます。

キャッシュレス決済ポイント還元事業

市内事業者売上向上を目的としキャッシュレス決済によるポイント還元実施を行い市内消費拡大に取り組みます。

もがみ祐次6月一般質問

1. 街づくりについて

コロナ過で減少している町会・自治会加入促進はどのように川口市ではおこなっているのか?

A:パンフレット等の作成助成の他、宅地建物取引業団体に協力いただき、住宅の購入や賃貸契約の際、町会加入のチラシの配布を行っている。今後も町会の意見を聞き、実状に即した支援をしていく。

もがみの意見:今までと同じでは一向に加入者は増えない。災害安否確認の必要性等も含め新市民に周知願いたい。

川口駅前のキュポラ4階の期日前投票所の案内版の設置をしてわかりやすくできないのか?

A:今後行われる選挙には、議員ご指摘の案内が出来るよう措置を講じていく。

もがみの意見:今までこの手の質問の中で、過去一番良い返答である。しっかりと措置を講じていただくようお願いする。

2. 安心づくりについて

6/3の集中豪雨を受け市内各箇所の多大な被害に対し、今後の本市対応はどのように考えるのか?

A:大雨に対する貯留機能を、さらに発揮できるよう貯留管や雨水枡の清掃浚渫作業を行う。

もがみの意見:貯留機能強化に加え緑地帯等の枯れ葉等が雨水排水溝を塞がないよう樹木の剪定やネットによる落葉防止の強化を願う。

在宅避難を考えている大型マンションの自主防災組織に対し、備蓄食料の助成はできないのか?

A:在宅避難者の食料は自助にてお願いしているが、今後助成に対し他の自地体の事例を調査研究する。

もがみの意見:そもそも市の自主防災の助成金は、避難所に住民が避難してくることが前提となってはいないか?今回の大型マンションの様に避難所には避難せず、自主避難の想定するところ増えている。よく他の自治体を調査いただきたい。

3. 教育について

今年度の「学力状況調査」デジタル化にて県内においてトラブルが頻発しているが、本市においてはどうか?

A:市内接続調査の結果多くの学校で不安定な状況が見られたことから、今年度は紙媒体での実施に切り替えた。来年からはタブレットを使うデジタル端末を活用の予定である。

もがみの意見:他の自治体がトラブルに遭う中、回避が出来た事は調査が的確に行われたと感じる。来年の本番は、しっかりと対応お願いする。

以前は3つの市立高校に合宿所があったが統合された今、どのように整備されているのか?

A:以前各高校に整備された利用できる人数と、ほぼ同数は現在の市立高校に確保されている。

もがみの意見:合宿所は遠征してくる他校との交流には必要なものである。以前と遜色ない整備で安心した。

現在の市立高校の市、内外の生徒の割合はどのようになっているのか?

A:入学者401名のうち市内生154名(38.4%)市外生247名(61.6%)となっている。

近隣の市内生の割合は、市立浦和56.7%、浦和南58.8%、大宮北64.2%と市内生は約6割である。市税で100%まかなっている市立高校として、いささか不適切である。付属中学の生徒(現在80名)を増やしてみては?

4. 福祉について

マイナンバーの登録において数々のトラブルが全国的に起こっているが本市では、どのようになっているのか?

A:全国的にトラブルが出ている事業者のシステムは本市では使用しておらず連係トラブルも対処済みあることから誤交付等のミスは確認されていない。

もがみの意見:今後もトラブルには注視願う。高齢者等デジタルに馴染みのない方へのサポートを手厚くするよう要望する。

免許返納の高齢者に対し移動手段の支援をするべきと考えるが本市ではどうか?

A:助成金等の活用やデマンドタクシーの導入は、他の自治体の事例を研究してまいる。

もがみの意見:ブレーキの踏み間違事故等で犠牲者が出る前に高齢者に優しい施策の検討を願う。

5. 体力づくりについて

神根運動公園にオリンピック競技にも採用されたスケートボードの広場を設置してみてはどうか?

A:この公園は限られた面積の中で複数のグラウンドを集約させる予定である。スケボー広場については調査研究してまいる。

もがみの意見:新たなオリンピアン輩出のため、よく研究をお願いする。

青少年が利用している野外活動広場の代替地は水場、トイレ等、野外活動しやすい場所にてけんとうされているのか?

A:野外活動に必要な技術の習得の場所であると考える。条件を満たす候補地を引き続き検討する。

もがみの意見:青少年の野外活動必要性に理解いただき感謝する。是非検討お願いする。

5. 地域からの意見

全市一斉クリーンタウン作戦の開始時に防災無線で呼びかけてみてはどうか?

A:防災無線は災害時、そして平時においては防犯等、市民に対し普及・周知利用しており行事等の告知の想定はしていない。

もがみの意見:総務省のHPでは平時の一般行政事務にも使用できると記載されている。他の自治体の利用状況をよく調査願う。

現在計画中の市営美術館の建築施工方法である「地下駐車場を残しつつ山を削った上に建築する」ことへのリスクは?
施工例はあるのか?
アリオ川口の前にあるアトリアに美術館の設置をする議論はされたのか?

A:地下構造物の上に更に構造物を乗せ建築する事は、電力会社、都内の再開発事業で実績がある。土盛り荷重を上回らない設計となるので強度的には問題ない。
アートギャラリー・アトリアはH18年サッポロビールから寄贈され、まだ新しい事と、公園法令規定1.000㎡までしか建築できない。

もがみの意見:美術館は当初マンションとの合築でお金がかからないとの説明であった。変更となれば、いかに予算をかけずにするのかの議論が市民に全く見えない。アートの発信地アトリアを使えるような計画変更も必要ではないのか?
市民に納得いただくには、立ち止まって再検討すべきであると指摘する。

6月補正予算議案第51号「美術館建設に係る予算 美術館実施設計費」

反対討論

従来市長より提案のあった旧栄町公民館跡地に合築で多くの予算のかからないよう配慮する中で美術館を建設するとの説明であったが、令和5年、3月定例会において予定を覆しリリア横の敷地に美術館を建設との突然の変更となった。
旧栄町公民館での取り組みに比べ、今回の美術館建設に係る予算及び建築物の規模等は大きく変わりこの進め方はあまりにも拙速であることは否めない。

1、世界的な美術館を有する上野駅、浦和駅に挟まれる川口市に約42億円の予算をかけた美術館は必要な物であるのか?

2、リリアとの一体化した芸術施設としていくというコンセプトは明快な説明とはいいがたい。

3、建物の土台についての施工は説明が不十分で安全性の担保がなされていない。

4、地方自治体の美術館の平均維持費は約1億3000万円/年、億単位の維持費は自治体にとって大きな負担である。

以上の理由により議案第52号の反対の討論とする。(一部抜粋) ※賛成多数にて可決

議員提案第1号「一部外国人外国人による犯罪取締りの強化を求める意見書」

賛成討論

日頃、私共の会派にも一部外国人の目に余る行為に対し何とかしてくれ、取り締まりを強化できないのかという、大変多くの要望が届いている。時に、こういった意見書は、一部の方から外国人差別につながる、外国人差別を助長するとの意見もあるがまったく違う。

平和に暮らす外国籍の方々に対しても、この一部外国人の犯罪行為は、誠に迷惑千万な話でもあり、実際に当会派の調査においても外国籍の方々からも、取締りを強化する必要性が指摘されている。外国籍の方々を含め、本市の市民の安心、安全を担保する上で必要不可欠な意見、そのものである。

県南部地区の軽犯罪件数は増加傾向にあり、110番入電件数は県内において川口警察が圧倒的に多いというのが現状であり、安全を守るということは当たり前に行わなくてはならない。

本意見書にある警察官の増員や取り締まり強化に加え、言語対応できるよう研修等を行っていくことも必要であると我が会派は考える。 以上の理由のより賛成の討論とする。(一部抜粋) ※賛成多数により可決

この他、議員提案2号「介護・障害分野における報酬単価、子ども・子育て支援制度における公定価格等見直しに関する意見書」は全会一致にて可決。
議員提案第4号「難民保護制度の改善を求める意見書」は賛成少数にて否決となりました。

以上

 


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