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もがみ祐次 こっこ通信 / Yuji Mogami City report

こっこ通信 Vol.4 2020/Mar.

ごあいさつ

川口市議会3月定例会も終了し、令和2年の予算も賛成多数にて通過いたしました。
ご報告がございます。市民の一人でも多くの声を市政に届けるため会派を昨年12月24日に発会し、私が代表を務める事となりました。

名前は「川口青嵐会」もがみ、坂本、塩田3名ですが、我が会派は市民の代表者として地方の実情を把握し、日本の未来、川口市の未来を見つめ、的確な地方の声を発信してまいる所存です。

今回のレポートは令和2年度予算議案、一般議案報告他、3/9に行われた私の代表質問を報告いたします。

川口市議会3月定例議会

1. 令和2年予算議案

一般会計:2,079億3千万円

特別会計:1,365億5千792万5千円

企業会計:601億5千7百万円

合計:4,046億4,492万5千円

2、令和2年一般議案

条例20件、監査契約議案1件、人事議案1件

3、三大プロジェクト報告

・新庁舎整備 3/22落成式、5/7開庁式

・火葬場整備 イイナパーク(隣接地)R3年開園予定

・市立高校R2年 12月アリーナ等完成、R3 年1、2校地グラウンド完成

4, こども夜間救急診療所 準夜帯の一時救急診療 4/1開所

5,子ども発達相談センター 発達に不安を持つ保護者のワンストップ窓口

6. がん患者急性期緩和ケア病棟 R2年中、医療センター内に18室開設

7, SKIPシティ未利用地の活用 R7年中 B街区NHK関連施設運用開始

8, 治水対策 台風被害に基づき市内各地に雨水貯留施設設置

9, 戸塚環境センター整備 耐震浸水対策としての計画策定

10, 中学校体育館空調設備 避難所として使用する26校全てに設置開始

11, 救急体制の充実 出動件数増加に伴い市内全体で1隊増加、計14隊に

もがみ祐次3月定例会代表質問

1. 新型コロナウイルスによる影響について

(1)職員の感染防止に向けた対応について
Q:コロナの影響により国、県において時差出勤、テレワークが推奨されている。市民と密接な基礎自治体である本市職員の感染予防はどうなっているのか?

A:風邪等の症状のある場合の出勤自粛、公共機関からバイク、自転車による通勤変更、公共機関の混雑を避けた時差出勤等行い、感染予防に努める。

(2)「埼玉県経営あんしん資金」等の周知について
Q:コロナの影響にて経営が立ちいかなくなった個人事業主への経営支援の周知の環境を整えてみては?

A:今後、本市HP内でわかりやすく掲載するのと同時に、支援施策をまとめ   たチラシを作成し情報が届くようにする。

(3)は~とふる鳩ヶ谷を含む老人福祉センターの利用について
Q:コロナにおいて最も心配されるのは基礎疾患を持つ高齢者である。今後、たたら荘などの老人福祉Ceに消毒液等、常備できるか?

A:うがい、手洗い、咳エチケット等の励行と、消毒液の常備は可能な限り対応する。

(4)公民館等利用について
Q:コロナの影響で急遽休館になったがクラブや一般利用の方に、利用金の持越しや返金等の連絡はしているのか?

A:原則、払込をしている利用者すべてに、振替、返金の還付の対応をしているところである。

(5)卒業式について
Q:コロナの影響で、市内の公立小、中、高校が3/2より一斉休校となり、卒業式には保護者も参列できないが、校庭において写真撮影はできないのか?

A:市内すべての学校に、写真撮影等は柔軟な対応をするよう通達した。小学校においては、収束傾向が確認次第、保護者の参列を認める。

2. 令和元年東日本台風に学ぶ今後の防災について

(1)震災時と水害時の避難所の違いについて
Q:地震の場合と水害の場合では、どの避難所に行くのか?今回のようなレベル3クラスの状況になったとき、どのように周知するのか?

ア)震災時と水害時の違いについて、イ)改善すべき点について、ウ)避難所運営会議について

A:ア)震災時は89、水害時は別に、浸水想定区域外に29の施設がある。市のHPや出前講座にて、わかりやすい周知に努める。
A:イ)レベル3を超える状況の垂直避難の普及啓発を図る。
A:ウ)今回の台風にて、一部で開設が十分に実施されなかったことは認識している。全ての避難所で自治会・自主防災組織を主体に運営可能となるよう普及啓発に努める。

(2)EV(電気自動車)による避難所給電について
Q:大規模な停電においてEVによる給電は頼りになる。県や民間との提携はどうなっているか?

A:県において民間事業者との協定において貸与されるが、今後市独自の支援協定を検討する。

(3)車両の避難について
Q:浸水エリアにて地上管理の車両避難はどのようにするのか?

ア)今回の避難状況について、イ)今後の計画について

A:ア)民間企業に協力いただき400台を受け入れた。
A:イ)市の北部高台の有料駐車場に避難してもらう等、自助の取組を啓発すると共に、多くの民間事業者との協定も調査研究する。

(4)防災リーダーのレベルアップについて
Q:過去にも聞いているが、防災リーダーは自助共助の要である。今回の経験を踏まえて今後どのような講習にしていくのか?

A:本年度より図上避難運営の「HUG」を年2回開始した。今後は実効性のある講習を企画する。

(5)職員同士の連絡について
Q:今回のような台風はじめ様々な災害において職員に指示を発令する場合はどのように行われているのか?

A:職員参集メールにより全職員に一斉通知している。職員間の手段として災害情報システムや移動系行政無線の整備をしている。

3. 新庁舎1期棟使用開始について

(1)バリアフリーについて
Q:過去、様々な議論、要望が寄せられた新庁舎、バリアフリーへの配慮はどのように取り組んでいるのか?

ア)肢体不自由な方への配慮について、イ)色覚障がいの方への配慮について

A:ア)バリアフリー法に基づいた計画で段差のない導線、廊下の幅の確保やオストメイト対応トイレや光警報設置、円滑な避難に配慮している。
A:イ)音声やブロックによる誘導、ピクトグラムや色彩、階段に明度さを取入れる等の配慮をしている。

(2)議場見学ツアーについて
Q:過去、本市の本会議場にて市内中学生の代表の「ジュニア議会」が行われていたが、夏休み等に議場見学ツアー行い政治に興味を持ってもらっては?

A:見学ツアーは政治を身近に感じる手段と認識している。今後課題を精査し関係部局と調査研究する。

(3)血圧計の設置について
Q:市民サービスの一環で待ち時間に健康チェックができる血圧計を置いてはどうか?

A:設置をすることは待ち時間、自身の健康管理有効であると認識しているが新庁舎への設置はスペース、衛生面から、難しい。

(4)自動販売機の設置について
Q:新設される自販機にシティープロモーションの一環でキュポラン等のラッピングをしてみてはどうか?

A:新庁舎の自販機は社協にて運営する。マスコットの「シャスケ」をラッピングの予定。キュポランとのコラボは検討する。

4. 市内子育て支援について

(1)増え続ける児童虐待について
Q:一向に減少しない児童虐待。本市の取り組みを聞く。

ア)これまでの取り組み、イ)これからの取り組み

A:ア)要保護地域協議会を活用し児童虐待の早期把握をし、親へのペアレントトレーニング等、周知啓発をしている。
A:イ)専門資格を有する職員を配置し子ども家庭支援拠点をR4年度までに設置することにより、早期の虐待事案を摘む。

(2)子ども発達相談センターについて
Q:現在本市において相談窓口が福祉、保健、教育と別れており保護者からは解りづらいとの意見がある。このセンターがどういう機能なのか聞く。

A:関係機関が連携した乳幼児期から切れ目のない支援の為、教育、医療等専門職員を有しワンストップの窓口をこの4月に開所させる。今後も、各部署緊密な連携を図っていく。

5. 市内未就学児の交通安全対策について

(1)緊急安全点検について
Q:昨年6月議会に聞いた児童の緊急安全点検がどのように行われてたのか聞く。

A:市内238保育施設と連携し点検対象132か所の内、60か所を抽出した。

(2)点検後の対応について
Q:抽出後どのような対応がされたのか?

A:現在対策が必要な60か所にガードポール、横断歩道の再塗布を進めていると共に今後も注意喚起を行う。

6. 市内スポーツ醸成について

(1)東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会について
Q:学校連携観戦チケットについて » 県のオリパラ観戦支援事業の学校連携チケットの配布方法は?

A:バケットB、サッカー、陸上競技が市内小中高校より選ばれ、各校希望枚数が配布。陸上だけ56%の配布になった。

Q:関係自治体チケットについて » 同じく県の地域活性化推進事業において用意されるチケットの配布方法は?

A:機運醸成を図るためOP/PPに関連したテーマの絵画コンクールを実施し入選者に配布する計画である。

(2)屋内50mプールの誘致について
Q:県議会において屋内50mプールが検討されているが候補地は市内神根運動場が最適であると考える。現在の誘致活動はどうなっているのか?

A:川口市は県水泳連盟創設から長きに渡り会長を務め水泳に多大な貢献をしている。市民悲願の屋内50mプールの誘致実現にむけ今後も積極的に働きかける。

7. スマートフォンの活用について

(1)道路損傷情報の入手について
Q:現在のスマホ普及率は85%を超え、より生活に密着している。市内道路の損傷情報収集にスマホ向けアプリを取り入れたらどうか?

A:道路情報は市民より寄せられるメールや電話、その他市内郵便局との協定ににより連携しているが他市の事例を参考に調査する。

(2)多言語に対応した防災情報について
Q:3万人を超える川口市内の外国人向けに災害時、避難情報のスマホ向けアプリを取り入れたらどうか?

A:有事の際外国人への情報伝達は防災ブックや避難所会話セット、6か国語  に翻訳した避難所カードの整備をしている。国、県のアプリを普及啓発する。

(3)市役所の公共料金支払いについて
Q:現在キャッシュレスを国も推奨している。新庁舎にて市民が支払う様々な市への料金をスマホ等利用するキャッシュレス決済にしては?

A:スマホに対応した決済は市民利便性や業務効率に効果があると認識している。  先行自治体の状況を踏まえ早期導入に向け関係課と協議する。

8. 地域からの意見

(1)市内防犯カメラ設置のその後について
Q:各町会にて設置された防犯カメラが、そろそろガタがきている。今後再運用含め市の支援は継続するのか?

A:今後、更新時期のタイミングを見ながら町会・自治会の負担軽減を含め検討する。

(2)水害時の土のうについて
Q:昨年、台風で使用された土のうの砂の処理はどうすればよいのか?水のう等にならないのか?

A:土のうの砂の処分について諸課題あるのは認識している。今後水のうも含め講習会や出前講座にて普及啓発する。

(3)上青木西5丁目14番付近交差点への信号機設置について
Q:スキップ橋の開通後、上青木西5丁目内の交差点にて交通量が増加している。小学校の通学路でもある。信号をつけることはできないのか?

A:小学校の通学路として安全を確保する必要があるのは認識している。設置について今後も川口警察に働きかける。

(4)大型商業施設への期日前投票所の設置について
Q:昨年6月議会においても、大型スーパーへの期日前投票所について質問したが、その後どうなったのか?

A:スーパーへの投票所は市民の利便性、投票率の向上があると考える。先日  大型店との協議し対応の確認をした。しかしながら人件費等課題があり引き続き調査研究いたします。

以上3月議会の代表質問となります。
会派を組み始めての代表質問でした。川口青嵐会代表として市政に対し今後も市民の意見を一つでも多く届けたいと改めて感じた次第です。そして現在世界中で混乱を巻き起こしている新型コロナウィルスは、皆さんの生活にも多大な影響が及んでいると思います。地方自治体としてできうる対応を強く要望してまいります。最後までお読みいただきありがとうございます。


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